JOURNAL
WORKS BLOG「ZOZOBASEつくば3」
皆さまこんにちは、温(オン)の澤井です。
本日は、自動化により30%の省人化に成功した新たな物流拠点「ZOZOBASEつくば3」の紹介動画になります。
【演出】 施設の特徴をベースにしつつも、スタッフが自分らしく楽しく働いているという『ZOZOらしさ』を表現したいというオーダーをいただきました。
単なる工場紹介動画にしないために、オープニングは最新施設のチラ見せ〜アバン形式にしています。語り手はナレーターではなく、ZOZOスタッフの方にお願いしました。そのほうが、血が通っていて、誠実な印象を視聴者は受けると考えたからです。ただ、スマートに仕上げるためにリップシンク(インタビュー)はなしで、インサートのみで構成しました。
【撮影】 8つの設備と外観、ナレーション収録を2日で撮影しました。施設を多角的に見せるために、撮れ高はかなり多めに欲しかったので、カメラは機動力の高いSony FX6とFX3を選びました。艶っぽい質感を出すためにブラックミストフィルターを入れてました。ひと昔前は建屋内はクレーンを使うことが多かったですが、今はドローンがあるので時短撮影には特に便利です。外観も順光以外の表情が欲しかったので、朝と夕方に2回行いました。さらに、コンベアなど人が入れない場所にはGoProも絡んでくるので、複雑な香盤(撮影スケジュール)になってしまいました。撮影は2班体制、ハンディとドローンは同時進行で、なんとか無事に撮りきることができました。
【編集】 ほっと胸を撫で下ろすのも束の間、約1週間後には納品です。弊社ではエディットもカラーもDAVINCI RESOLVEで行うので、編集作業がスムーズです。社内サーバー(Q-nap)も導入しているので、複数人で同時に編集する(コラボレーション機能)ことも可能です。ルックはDehancerのKodak Ektachrome E100をベースに仕上げました。試写後、作曲家さんにBGMを調整していただき、スタジオにて音量ミックスを施して完成です。
【制作後記】 実は1年半ほど前にもコンセプトムービーを担当させていただきました。その時は施工前だったのでフルCGで表現していました。そのCGで作った設備が、実際に稼働している様子を目にした時は、テンションが上がりました。特にポケットソーターという施設は圧巻です。モンスターズインク(ドアのシーン)を連想させます。色々と反省もありますが、単なる施設紹介ではなく、働く人の想いを込めたムービーに、というオーダーにもある程度は応えられたと自負しております。